計算は分数で!

計算をするとき、整数で表せない数は、なるべく分数にして扱うこと。小数では計算が複雑になり間違いやすい。
最近の子供たちは、ゆとり教育で分数の学習が先送りになり、小学校の間に計算が自由自在にできるまでになっていない。そのまま中学の式と計算などに突入すると、小数を使って計算する方が慣れているため、分数で計算せず、途中の計算が複雑になり、数値の桁数が大きくなり、間違いの元となるようである。時間も余計にかかる。
分数で躓きやすいと言うなら、もっと早くから教えて慣れさせた方が良いのではないか。今の状態ではかえって分数コンプレックスを作っているように思える。
小学6年生の皆さん、分数の計算練習をしっかりやってから中学生になりましょう。中学生の皆さん、計算は分数でするように!慣れるまでこつこつと練習してください。

答案はきれいな字で

答案は気持ちよく読んでもらえるように、きれいな字で書くことが大事だ。
上手下手の問題ではない。きちんと書けば良いのだ。
自分のための覚え書きではない。
相手に読んでもらおうという誠意が伝わるように書こう。
何のために答案を書いているのか、考えれば当然のことだ。

メリークリスマス!

満月のクリスマス、空に満月があるというのはとても存在感がある。
実際にイエスが生まれたときは、天使が現れて空が急に明るくなったり、ひときわ明るい星を目指して博士たちがやってきたり、と、月はその時間には出ていなかったようだ。
2千年前の出来事が今の星空を見上げて想像できるというのは、壮大なスケールを感じつつ、人間の地上の歩みがずっと続いてきたことをも改めて認識でき、感慨深い。この2千年、人々が平和を願いつつ、争いごとを繰り返してきた過ちをも、星空はずっと見てきたのだ。来る年は争いのない平和な地球になるよう天に願う。

計算

計算の仕方にはいろいろあるが答えが合えばどんなやり方でもいいと思っている生徒が意外に多い。
実際は、長年の人類の試行錯誤のお蔭で、理にかなったやり方、間違いを防ぐやり方、混乱を避けるやり方、など、この場合はこの手順、とだいたい手順は決まっているのである。
面倒くさがらずに、謙虚に、先人に倣い、きまった手順をしっかりマスターして、複合問題などにもひるまない力をつけてほしいものである。

反復練習

昨今の教育現場では、調べ学習や体験学習、ポスターセッションなどに重きが置かれているようだが、
もっと地道な反復練習が疎かにされていないだろうか。
漢字や計算練習は小学生から中学生高校生まで、反復練習が必要な項目であるが、学校では反復練習が必要なことをしっかり教えているのだろうか。
たとえば新出漢字を学習したとき、毎日何回練習するとか、反復練習の指針を示して指導すると、子供も勉強しやすいと思うが、何日にテストをするから練習しておくようにとだけ言って、子供任せにしていては、必要な反復練習がされず、きちんと練習すれば身につくものも身につかないままとなる。計算についても、筆算など手順に従い計算する反復練習をする習慣をつけておかないと、それまで本能的にできていた計算がある時点で急にできなくなってしまうことになる。
反復練習の必要性は、ことあるごとに、成長の過程に応じて指針を示して、指導する必要があると思う。
小学生のうちに反復練習の必要性とやり方を身につけておかないと、その先、古文漢文や外国語、理数科目の計算問題などを学習するときに、反復練習が上手くできず学習が進まなくなる虞がある。
漢字・語学や計算の確かな基礎力の土台があってこそ、調べたり考えたりする学習が功を奏すはずである。