試験範囲を学習しよう

テストは生徒の成績を付けランク付けするためだけに行われるのではない。テストのための勉強をすることによって学習が身に着くことも狙いとされているのだ。良き教師は生徒達の学習の効果が最大限に発揮できるようにテスト範囲を工夫し出題問題を工夫する。
生徒の皆さんはそれに従って地道に勉強に励めばよいのだからありがたい話だ。

ところで定期テストは教科書等で学習した範囲の問題の他にそれ以外の実力問題も出る場合もあるだろうが、実力問題の対策学習は、教科書等の指定範囲の学習が十分できてまだ余裕があったら取り組むべきものだ。
とにかく範囲の学習をすること。その範囲の学習をすれば必ず何題かはそこから出るのだから。何百語も漢字練習をしても20問しか出ないから勉強しても無駄だという声を聞くが、それは間違っている。数百語練習すればそこから必ず20問出るのだ。漢字をしっかり学習すれば20問分は必ず得点できるのだ。こんなうまい話が他にあるだろうか。
教科書のワークを何ページも練習してもそこから2,3問しか出ない、という生徒もいる。考え方を改めよう。ワークを何ページか練習すれば必ずそこから2,3問は出題されるのだ。ワークを練習すれば2,3問分は必ず得点できるのだ。
そして裏返せば、教師は、その数問をきちんと正解した生徒はその範囲の数百語、数ページをしっかり学習してきたのだとちゃんとわかってくれるのだ。たくさん学習し覚えてきたことをわかってくれるのだから、その勉強、努力は無駄にはならない。
努力は必ず報われる。