勉強は時間じゃない

毎日何時間も机に向かっているのに成果が出ないという生徒。机に向かっても頭が働いていない時間がほとんどというケースもある。考えているつもりが実はぼうっとしている、本人はこれが勉強だと勘違いしている。親御さんも子供は何時間も勉強しているのに・・・となるわけである。
勉強は時間をかければいいというものではない。どれだけの量をこなしたか、どれだけ頭を使ったか、が問題だ。
量をこなすといっても頭を使っていないのでは、手の運動?になるだけで、意味がない。鉛筆の無駄、紙の無駄、時間の無駄。漢字の練習で漢字の一部分だけ先に何文字も書き、残りの部分を後からまとめて何文字分も埋める、など、もっての外。問題集や計算ドリルなど、何度も練習するものを、一度自分が解いた答えを、2回目からは丸写ししている、というケースもある。解けなかった問題の解答を写すだけというのも意味がない、問題と照らし合わせて、自分の間違い、足りない部分を認識し、解答の仕方を学ぶことが大切だ。
しっかり頭を稼動させて、効率よく勉強しよう。